清明/鴻雁北(こうがんかえる)
今日の空は、春らしい天候に恵まれています。
我が家の庭や畑には、たくさんの春の花が咲こうとしております。
そして、虫や鳥も、ざわつかせております。
今は、二十四節気の清明に入り、
第十四候、鴻雁北(こうがんかえる)です。
日本での越冬を終えた、雁が北の国へと戻って行きます。
そして、夏鳥のツバメが訪れて来ます。
(暮らし歳時記カレンダーより)
本格的に、春になってきました。
季節の訪れを告げる雁も、日本の暮らしや文学に親しまれてきました。
そして、この時期になると「初鰹」を待ち望んでいる方も多いと思います。
里山の奥出雲では、山菜が美味しい時季になりました。
この前テレビで、野菜は季節感が分からなくなってきましたが、
山菜が食べられるのは、今の時季の春だけだそうです。
確かに、塩漬けにしたワラビとか、水煮にした山菜類がスーパーでも見かけますが、
生の取り立ての山菜は、今しかないのかもしれません。
山菜は、栄養価の高い食材です。
冬疲れの身体に栄養を与えて、春の身体にしてくれます。
苦みが特徴ですが、大人になると、この苦味も美味しさになります。
奥出雲では、ワラビにゼンマイ、そしてたらの芽もでてきます。
ばら寿司に入れたり、天ぷらにしたり、煮物にしたり、
各家庭によって、活躍する食材です。
そして、保存しておく方も。
煮しめの食材として出てくることもあります。
食の面でも、季節とともに進んで行っています。
その時季を愉しむ暮らしをしたいものですね。
今日はここまで、
かりんの木でした。
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